若山牧水とフライドポテトとネアンデルタール人。
白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ
半年間余り、主夫として地域の子育てサークルや支援施設、色んな所に子供を連れて行き続けてきた。
しかしッッ!!
ついに孤独感に耐え切れず、車の中で泣いてしまうという言語道断の失態!!
あまつさえ泣いてる父の姿を見かねた娘に
「お父さん、あそこでポテト食べよ…?」ともちかけられ、
マックのドライブスルーで涙を拭いながマックのポテトLとスプライトM、オレンジジュースSと爽健美茶Sを購入し、
店員さんの「何があったのかわからないけど、これを食べて元気だしなさい」という気持ちのこもった超ド級のスマイルを頂き、
「さ、お父さんも食べ?」と娘に言われるという…
いやぁ、やらかしましたね。限界でした。
なんで泣いてんの?という疑問。
きっかけは地域の幼児向け親子体操サークル(月1)。
10時開始の所を行きのバタバタでいつものごとく時間ギリギリ到着。
いつもの体育館に行くと、誰もいない。
あれ、場所が横の支援施設かなと思いいくも、誰もいない。
ネットにはこの情報はアップされないので、事務所に行ってみるも、誰もいない。
同じサークルに入っているお友達に連絡するも、活動中で当然返信はない。
施設を出るときにガラス戸に気づかず頭をぶつける。
なんだこのやろうガラス戸!!!!!
一瞬でぶち破りそうな衝動がわくも、なんとか抑える。
だって別にガラス戸は悪くない。
しばらく体育館の前で佇む。
あてもなく、車を走らせる。
気がついたら泣いてた。
本当になんてことないこと。
サークルの年間計画表にはきっちり活動場所が今月違うことは書いてあった。
単なる確認ミスだし、ネットに情報が載らないのはわかってることだし、先月は曜日が土曜日開催で予定がかぶって休んでたし、主催者側には何の落ち度もない。
けど、あの瞬間には「何か」が凝縮されていた。
自分の主夫としての「スケジュール管理力」と「コミュニケーション&ネットワーク構築力」の低さ、
半年間ためてきた「ママたちの中に入れてなさ」「勝手に感じてる疎外感」
「子供への申し訳なさ」。
そんな諸々。
時間すら守れてねーだろ!
おめーはそもそも来ちゃダメなんだよ!
何ノコノコ母親サークルとか来てんだ。場違いなんだよ帰れ!
と言われたような気になって(え)、
でも、行くあてが思いうかばず
だからてめーが来ていい所はねーんだよ!
と言われている気がして(誰に)、
なんという被害妄想。
そうして泣きました。
アホか…。
染まれない。
いやもう、ほんと自分でもびっくりでした。
なんか半年あまり、思ってたより勝手に孤独感をためてたみたいで。
んで、泣いているときにふと思い出したのが冒頭の若山牧水さんの有名な短歌でした。
俺主夫や 働くfather 子育てmother 馴染めねぇ
という思いを冒頭の名歌に見出すという…。
短歌を冒涜しとんのか。怒られるぞ。
子育て支援の場は、基本的に母親支援の場だから男性はいない。
みんなお母さん達も支援施設の人たちも暖かいし基本的にすごくオープン。
でも、なんか俺違う…という異質感がどうしても抜けなくて、後半から自分でどこか壁を作ってしまうようになってきていて。
なんだろう。
例えば俺がネアンデルタール人だとすると
「え、これホモサピエンス向け施設?え、みんなホモサピエンス?俺ネアンだけど…いい?あ、みんな優しい!あ、でも俺ネアン…。」みたいな…。
…。
みたいなじゃねぇよ!
なんか今日はほんとすいません。
あ、そうそう。
ちょっと孔子の像が欲しくて。
で、紅葉。すごい綺麗だった。
でもね、、、
俺主夫や あっちはgrandpa こっちはgrandma 馴染めねぇ。
…。
だから短歌を冒涜(以下略)。
失礼しました。