不機嫌ベースの夫婦関係で大事な三つのこと。
先生…後編が、ずっと書けず…夏休みも終わり…今日になってしまいました。
でも…理由が…
「言い訳は後で言いなさい。」
すいません。
本題
不機嫌ベースの夫婦関係で大事な三つのことは、
①ユーモア
②共に踊ること
③スキンシップ
何故この三つか。
ちなみに過去記事はこちら↓
①ユーモア
これは常時不機嫌状態に陥っている時の「合図」のような役割をする。
なにせこの不機嫌野郎ときたら、常に半眼、妻の仕事帰りの「疲れた〜」をとらまえては、『は?絶対俺のほうが疲れてるし。』などと心中で毒づき始める状態なのである。
これではもはや論理的な意思疎通ははかれない。90%の確率で相手の発言意図を歪曲するからだ。
しかも厄介なのは、その状態が常態化しすぎて「自分は怒ってない」「通常運転である」と自分では認識しているというところだ。
この相手に「何怒ってるの?」「何か悪いことした?」などと発言すれば、
「は?別に怒ってないし。これが普通だけど?それとも人のこといつも不機嫌だとでもいうつもり?いい加減にしてほしいんだけど。」
などという高速デスボールが返ってくることは間違いない。
だからこそここでは通常言わないようなジョークを発する必要があるのだ。
例えば…
「おおっと、これはうっかり、申し訳ない。あまりにも君の顔がチャーミングすぎて、つい甘えてみたくなったのさ。この萎れた花のような僕に出来れば30秒ほどハグの水分補給をお願いしたいのだけど…だめかな?」
(ランダル・ピアソンはこんなセリフ喋っていません)
これだ。
できるだけ大げさに。顔も異様に変形しているぐらいがいい。
小粋なアメリカンジョークやユーモアをきかせた発言がうまくできず、ただキモいだけになってしまったとしても構わない。
これが悪循環につながる話線をズラし「私は争う気はない、仲良くしたいだけなんだ、ベイビー」という合図なのだと伝わればいいのだ。
これがうまくいけば、ちょっと攻撃的な言葉が止み、
「あいにくだけど、二人の抱っこの筋肉疲労であなたまで受け止める大胸筋の余力が残ってないの。さ、さっさと着替えてあなたを待ちわびてたチビっこ達を30秒ずつハグしてあげて。均等にね。」
「ラジャー。」
と、場の雰囲気を緩和でき、スムーズにつぎに移行できる。
注意点としては、夫婦で「お互い不機嫌ベース」であり、ちょっとしたことで激しやすいから「ユーモアやジョーク」でうまいことズラすことが大事だと認識が共有できていること。
この意識の共有なしに、このジョークをかました場合、致命的な怒りを招く恐れがある。
②共に踊ること
基本的に、家事育児に従事していると、抱っこなどの「姿勢を維持する」ような筋肉は使うが、ダンスのような激しい運動は行わない。慢性的な運動不足なのだ。
この運動不足、発散できていない肉体のくすぶりが、不機嫌を生み出す。
仕事をしているパートナーも、同様に運動不足であることが多い。
しかし、何かのスポーツをする時間はなかなか取れないし、ハードルも高い。
しかも技量差があったりすると、更なる苛立ちの元になる。
そこで活躍するのが、
Wii fitnessparty
これだ。
なんとこのソフトなら二人で、家で、子供が寝静まってから一緒にダンスを踊ることができる!!!
しかも、Wii fitプラスに登場する「ウィーボ」のように「おや?1805日ぶりですね?」などという嫌味をこのソフトに登場するトレーナー達は言ってこない。(はず)
彼らは僕らのようなダンス初心者のダサ坊にも、
「イエェーーーイ!レッツダンスィーング!」
「貴方の腰の動き、最高よぉぉーーーー!!」
などと小刻みに震えながら気分をアゲてくれるのだ。
そして気がつけば1時間以上二人で給水も忘れて踊り狂ってしまう。
そして驚いたことに…
踊っているうちに二人で笑いながら、結構気分爽快になっているではないか!!
しかもこの踊りには副次効果がある。
自分の身体を思いっきり動かし、かつ相手の躍動する身体を眺めていると…
③のスキンシップがとりたくなるのだ!!
だから、8月中僕はよく言っていた。
③スキンシップ
当たり前なのだけれど、やっぱり夫婦生活においてここが肝だと実感していた。
大事なことなので確認しておく。
このスキンシップは「手を握る」から「性交渉」まで含む。
日本ではどこか「性」について触れることを避け、隠すような風潮がある。
これは確かに繊細な話題でもありうるのだが、
夫婦においてセックスは超重要であり、決して隠すような恥ずかしい・やましいことではないと僕は考えている。(セックスレスは日本人の多くが抱えている悩みであり、支援が必要な内容だとも思っている。)
スキンシップは言葉を用いない、直接的なコミュニケーション手段である。
そして、パートナー同士においては、お互いのみで可能な「楽しみ」であり、互いを深く知って、二人で探求していく奥深い世界でもある。
普段不機嫌になってしまっている自分と相手が、「愛情が通いあっている」と実感できる瞬間、素直になれる瞬間がこのスキンシップの中にはある。
決してこの存在を軽視すべきではないと僕は思う。
①の項目にあったような、
完全に論理的な意思疎通がはかれない状態にあっても、
言葉を用いずに、スキンシップを習慣的に取るようになっていたら…
「火曜日はハグの日」
クタクタになって帰ってきた相手の表情、ハグの時にかかる重み、身体の感覚が、「ただ相手は疲れていること」を伝えてくれる。
当然、ハグなんてしたくない時もあるし、そんなうまくいかない、冷淡な、そっけない対応になる時もある。
それでも、ハグする。スキンシップを意識的にするのだ。
肉体的な拒絶は正直辛い。それでも、時には傷ついても、
「できれば今、君とハグしたいんだけど…いいかな。」
と言うのだ。
まとめ
今はお互い忙殺されて余裕が全くないけど、お互いが恐ろしく不機嫌だったりするけど、それはそれで仕方がない。
以前のこちらの記事にも書いたけれど、
夫婦関係にも巡り来る季節があり、冬だってある。
「日々の生活」というのはどれだけ愛し合った二人でも、笑顔を奪い去る状況をつくり得る。見慣れた不機嫌顏や、怯えた相手の顔に嫌気がさすことだってあるのだ。
お互いが今しんどい状況におかれているならば、その中で互いに笑顔を維持することは不可能に近い。
「その事実を認めてしまおう。」
というのが今の僕ら夫婦の認識だ。
当たり前に不機嫌だからこそ、
お互いの努力の末、なんとか作り出した「意思疎通の成功」「愛情の通いあう瞬間」は、いつも笑顔で幸せだった時とはまた違う喜びがある。
お互いを受け入れられないことも多いながらも、なんとか、
「今のあなたが好きです。今のあなたを愛しています。」
と伝えあうことが大事なのだというのが、今の結論だ。
ケンカを繰り返しながらも、互いの嫌いなことを知り、うまいことユーモアでズラす技術や、一緒に踊る習慣、スキンシップをとる習慣を身につけ、最終的に「ケンカしたけど仲がよくなった」夫婦を目指して、日々試行錯誤する。
パートナー同士の冷静な現状の認識と、パートナーシップを維持していくための共通認識が必要な…
なかなかタフでやりがいのあるミッションである。
ちなみに
なんでずっと、この後編が書けなかったかというと…この8月後半、
①も②も③も大事だと思いながらも、それを疎かにしてしまうほど「自分のやりたいこと」が膨らんでしまったこと、
そして、子育て生活の「ある苦しみ」がひどくなってきたことが関係している。
このあたりをまた分けて記事にしようと思います。
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