夫婦・家族の形を作っていくために。ENMAカードパートナーセッション
前回の記事でお伝えした夫婦関係のあり方、考え方。
今回はその続きの、パートナーセッションのご紹介です。
「一人時間」を一日過ごして気づいてしまったこと。
昨日のお昼から妻と娘・息子がお友達と一緒に旅行に出かけています。
妻からは「一人時間満喫してね♪」と嬉しい言葉をもらいました。
優しいです。
「一人時間」
なんて魅惑的な響き…。
しかし…。
一人になって気づいたことは…。
僕という人間は妻や子どもがいないと生活のリズムが瞬く間に崩れ、
普段一通りこなしているあらゆる家事を、自分のためには
「一切やる気にならない」
という事実でした…。
普段生活を回して、一人の時間を切実なほど求めているのに得られないことの多いお母様方からすれば、
「じゃあ私のためにうちに来て家事しなさいよ。
私が代わりに羽伸ばすから。さぁ、さぁ、はやく!」
と言いたくなりますよね。すいません。
自分でも驚いています。
いつのまにか僕の体は僕だけの生活を忘れてしまったらしいのです。
「ずっと彼らのことを考えている」というのではないんですが、
なんというか、
「自分が行動すべき対象を探している」というか、
「家族の誰かからの突然のアクション(「おとうさーん」と言いながら突然叩いてくる等)にいつも通り体が備え続けているが、誰もいないので体も沈黙している。」というか…。
自分自身の体なのに、自分自身の意志だけでは思ったほど動かない。
「家族」という存在が僕の体を動かしていた部分がある。
そんな風に感じます。
相手も自分も、関係の中で動いているから、相手とも向き合いたい。
通常のセッションについての詳細は、下の二記事をご覧ください。
ENMAカードの通常のセッションは一人で受けてもらい、
自分自身と向き合って、自分が本当はどう思っているのか見つめてもらいます。
でも、パートナーセッションは二人で受けてもらえます。
セッションの目的は「同じテーマについて、互いの語る言葉を聴くこと。」
そして、「一緒にお互いのあり方を模索するきっかけにすること。」です。
パターンは二つ。お好みの方をお選びください。
❶同席パートナーセッション
こちらはお二人同席でのセッションです。
⑴まず考えたい共通のテーマを二人で決める。
⑵1名の方がENMAカードを1枚選び、その言葉をヒントに話します。
これを3枚まで繰り返します。
その間、もう1名の方は一切話してはいけません。
どんなに何か言いたくなっても、最後まで話を聴くことに徹してください。
質問はカードと、僕が行います。
⑶交代してもう1名の方が⑵を行います。
⑷お互いのセッションが終わったら、お互いに気づいたこと、感想を共有します。
その上で、それぞれすぐにできる「小さな一歩」を設定します。
当然、このフェーズではお互い話して構いません。
こちらのセッションは共通のテーマについて考えながらも、
相手がセッションを行うのを最後まで聴くことで、
「相手がどんな風に考えているのか」
「相手と自分の違い」に気づくことができます。
この二つを知ることが、二人で良い形をつくっていく大きな助けになります。
❷個別パートナーセッション
こちらは「一緒にセッションを受けるのは勇気がいるなぁ…」と思う方向けの内容です。
⑴まず、二人で考えたい共通のテーマを決めます。
⑵1名様はしばらく離席頂き、残りの1名様で通常のセッションを行います。
⑶交代してもう1名様の通常セッションを行います。
⑷帰りの道中で、お互いどんなカードが出て、どんな話をして、何を決めたのかを共有して頂きます。
こちらは実際に相手の方のセッションはみませんので、自己開示の程度を後で調整できる分、安心感があるかと思います。
「相手との違いや相手の考えを知る」という効果は同席セッションより薄いですが、お互いの思いを少しずつ話す「きっかけ」にするという意味ではとても効果があります。
お互いが自分自身と向き合い、行動しようとする。そのことをお互いが感じる。
自分だけが変わろう、自分だけでなんとかしようと頑張る時、
「なんで私だけが…」
と感じてしまうこと、ありますよね。
でも、相手を無理に変えようとしても、変わらないし関係がこじれてしまう。
だから、二人で、それぞれが自身と真剣に向き合い、行動しようとする。そのことを互いが感じられる形が一番いいのではないのかと思うのです。
夫婦や家族の関係は単純なものではないので、短い1回のセッションで劇的な変化は得られないかもしれません。
でも、お互いやろうとしている。それが感じられて、相手の話を聴けたなら、今後に続く大きなきっかけになるはずです。
1月20日(土)鳥取市で行われるワタシアシタスイッチ、もしご夫婦やご家族でいらっしゃられたらパートナーセッション、受けてみてください♪