ゼロチチ!〜0から父親になろう〜

2児の子育てに奔走する新米パパの家庭進出ブログです。

夫婦のチームメイト化と、夫婦存続の危機。

子育てが始まってから、僕と妻は確実に「チームメイト」になった。

結婚をする時に、こんな言葉を教えてもらいました。

「結婚することになる二人は家庭を持つことになる。

 だからこれからは互いに見つめ合う関係ではなく、

 同じ方向を見つめる関係になるんだよ。」

 

僕「なんていい言葉…肝に銘じます!!!」

 

この言葉には真実がある。そう感じた僕は、これを実践しました。

互いの思いを言葉にして共有する時間を二人とも重要に思っていたこともあり、

 

どのように互いに働き、どのような家庭を築きたいか。

自分が今どんな状態で、未来にどうなっていたいか。

 

妻の妊娠、出産、第二子出産後も、

家庭の回し方、働き方、子育てのあり方、沢山話しました。

よき夫婦となり、よき家庭を作り、家族が幸せになるために。

 

でも、子供達が生まれてから2年、

僕らはあることに薄々気づき、互いに不安になってきていました。

 

そのあることとは、

 

以前と比べて異様なほどケンカが増え、結婚当時のような夫婦の愛情ではなくなってきていること。

 

お互いに同じ方向を向いている。なのにどうして… 

二児の子育てという大事業を前に、

「家庭で12歳までに生活能力を養う」

レジリエンス(精神的回復力)を養えるように、自然体験を子供に多くさせよう」

など、二人の考えを共有し、決めて実行してきた。

 

子育ては順風満帆ではないが、意識は夫婦間でおおまかに統一され、大きなトラブルはない。

(娘・息子がお母さんの抱っこを求めて泣き叫び、お父さんが抱っこするよと言って近づいたら蹴られる等は、やはり小さいトラブルなのだろうと思う。)

 

なのに、何故かほんの些細なことで口論に発展する。

(例えば日帰り旅行に行く日、ちょっとした一言から「行きたくないなら行くのやめようよ。」「行きたくないなんて言ってないじゃん!」とバトりはじめたり…)

 

なにかがおかしい、このままで僕たち夫婦は大丈夫なのか。でも、なにがいけないんだろう。

 

そう思っていた矢先、『THIS IS US 36歳、これから』の第10話に出てくる登場人物・アンディの言葉が突き刺さった。

 

アンディは会社員で、ランダルというメインキャラクターの同僚だ。

彼は飛び降り自殺をしようとしている所をランダルに見られ、引き止められる。

自殺の主な原因は家庭の崩壊。それを招いたのはアンディの1年に渡る浮気。

それを聞いたランダルは「奥さんとはうまくいってなかったのか」と聞く。

それにアンディはこう答える。

そうじゃない。キャサリンはずっと献身的だ。

俺が働いている間、妻は支えてくれた。

家族のことも、生活のことも。

だけどいつの間にか妻から…チームメイトに、なってた。

チームメイトとは寝ないだろう?

だから俺は…ティナと寝た。

 

絶句した。

 

アンディは妻を愛しているし、クロエという娘のことも愛している。彼は恐らく良き父親であったはずだ。そして何より、素敵な家庭だったはずだ。それは彼のそのあとの台詞や、自殺願望を抱くほどの苦悩からも伝わってきた。

 

にも関わらず過ちは起き、家族は離散しようとしている。

 

何がいけなかったのか。

 

夫婦がチームメイトになっていたことだ。

 

チームメイトになる。それは、家庭のため、子育てのための関係になり、夫婦としての関係、愛情がなくなること。

そうなれば、不和を起こしやすくなり、浮気・不倫のリスクは高まり、果ては離婚につながる。子供を育てるという一点でつながり続けても熟年離婚が待っている。

 

僕たち夫婦も、チームメイトになっていた。

 

二人で顔を見合わせた。

「お互いを見つめ合う」ことを怠り、「同じ方向を見つめ」続けた先の未来がこれだと思った。

 

このままじゃまずい。でも、どうこの問題を捉えていったらよいのか。

少し考えることにした。

 

夫婦の関係の中にある「四季」

 彼女と出会った21歳の頃。

彼女と結婚した28歳の頃。

子供が二人できた32歳の今。

 

その三つの愛情は、きっと全て違う。

愛は偉大だけど、人間の愛情は変化するものだと思う。

そして、今の愛情は三つの中で濃度が一番薄いとも正直に思う。

 

それは「子育て」「家庭」といった生活のウェートが高まっている時期だから、ある程度は避け得ないことのはずだ。

 

では、「子育て」や「家庭」のウェートが下がって、また「夫婦」のウェートが上がる時期はないのだろうか。愛情濃度は薄くなっていくばかりなのだろうか。

 

そんなことはないだろう。

 

 

そうして、このライフステージ上の夫婦の愛情変化をめぐりくる「四季:春夏秋冬」に見立てて考えてみると、予想以上にしっくりきた。

何事にも四季のような繰り返すサイクルがあるように、

夫婦関係にも「春夏秋冬」がある。

そして、冬で終わりでなく、また次の春は来る。

 

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子育てに奔走する今、パートナー同士の関係はどうしても冷え込む。

それは冬に向かっていく時期だから。

でもそれは、仕方がないこと。

夏があれば冬があるように自然なこと。

「同じ方向を見つめて」いるのだから。

 

勿論「冬が来たら夫婦はそこで終わりだ」とか、「愛情の冬が来ても、必ず春がやってくるから何もしない」 などと考えていれば、浮気による離婚や熟年離婚などのリスクに繋がりやすくなってしまうだろう。

 

でも、次の夫婦関係の春がまた来ることを知っていれば、

「互いをみつめる時間」を秋も冬も、ほんの少しずつでも春に向けてとっていこうとすることができるんじゃないだろうか。

 そして、そうしているうちに、春は来る。

 

冒頭の新婚夫婦へのお言葉は、恐らく元はサン=テグジュペリの言葉だろう。

愛するということは、おたがいに顔を見つめ合うことではなく、おたがいに同じ方向をみつめることだ。

しかし、少し調べてみるとこの言葉は「男女や夫婦の愛」について語ったものではなく、もっと広い愛について語った言葉のようだ。まだ原典の本に当たっていないので文脈がはっきりしないが、調べてみようと思う。

 

いずれにせよ、夫婦で生きて行くためには、前者も後者も、共に欠かせないものなのだと思う。

ただ、かけるパーセンテージが時期によって違うということ。

 

それぞれの夫婦の、ライフステージに合わせた形を作っていくために。

今回の夫婦関係存続の危機については、繊細な問題なのであまりおおっぴらには話されません。

しかし、どの夫婦も懸念されることだと感じています。

僕自身、この問題をそれぞれのご夫婦が解消していくための支援をしていくことが非常に重要なんじゃないかと考えています。

 

夫婦のあり方やその時々のライフステージにおけるパーセンテージはその夫婦毎に違い、その意識のすり合わせや行動の具体化も、夫婦双方の力が必要です。

 

しかし、夫婦だけで話そうとすると意外と難しいですよね。

相手の気持ちをきちんと聴けずに話を遮ってしまい、かえってケンカになることもあります。

 

なので、このたび「パートナーとお互いの考えを聴きあい、共に今後のあり方を模索するきっかけ作り」を目的にした

ENMAカードの「パートナーセッション」を実施していくことにしました。

 

 

パートナーセッションの具体的な内容は次回お伝えします!

 

1月20日(土)鳥取市で行われる女性応援イベント「ワタシアシタスイッチ」に出店しますので、ぜひお気軽にご来場ください♪他にも素敵なお店が出店されますよ😊

 

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