大晦日isスペシャルディ!
あけましておめでとうございます。
2018年もよろしくお願い致します!
2017年大晦日、どのようにお過ごしでしたか?
元々お寺の門前町のお店の子として育った僕にとって、
大晦日&元旦はとっても賑やかで多忙なイメージ。
「おせち」などという料理と概念は存在せず、正月の朝食べるものは仕出し弁当。
超繁忙期のためお店や商店街は戦場。
どこも一家総出で働いている。
「紅白歌合戦」という番組と概念も存在せず、
Kー1と超常現象番組が僕ら兄弟のマストウォッチ。
それが終わった頃には家の外では酔って盛り上がった参拝客さんがウォイウォイ言っている。
それが大晦日であり、お正月。
でも、所変わると全く違うもの。
妻の実家では、年末年始家族でゆっくりと過ごします。
お餅をつき、
おせちの準備をし、
神棚に正月飾りをし、
年越しそばを食べ、
家族で紅白歌合戦を見る。
「……こんな絵に描いたような年越しがあったんや!
実在したんや!!」
初めてここで大晦日、元旦を過ごした数年前の驚きは忘れられません。
今年は風邪が流行っていて、おばあちゃんもあまり調子が良くなく、お餅をつくことが残念ながらできませんでした。けど、おじいちゃんに教えてもらった神棚のお供えは当然実施。
南天の実と松の葉と榊の葉。
雪がちらつく白と灰色がかった風景の中で、鮮やかな赤を見せる南天の実。
娘も「ウォー!すごいね!かわいいね!」と興奮気味。
しかし、まだまだ飾りの風習に慣れない僕は「松の葉と杉の葉を間違える」という大失態。
榊・ヒサカキもまだしっかり見分けられてなくて、準備に時間がかかりました。
結局義父さんの手を煩わせてしまいました。
よくよく調べて来年こそはスムーズに準備しよう!ご先祖様申し訳なかったです。
年越しの夜は、皆で年越し蕎麦を食べて、ここぞとばかりにリッツやアイスなどなどお菓子も登場。
普段はお菓子を食べる許可が下りない娘も、
「今日は大晦日だからね。特別だよ。」
という言葉と、目の前に広がるお菓子達に大・興・奮。
酔っ払いのように
「キャァー!」
「ウォイウォイ!」
「ヤッター!」
「みーちゃん大人だから!みーちゃん大人だから!」
と叫びを繰り返し、年越しの宴に興じておりました。
娘よ…そやつらが家に戻れば食べられないとわかっているから、そんなに必死なのだね…。
生活リズムは思いっきり崩れましたが、おじいちゃんおばあちゃんの家で過ごす家族の一日。楽しいものとして記憶してくれたらいいな。
将来は自分の家庭を持った時には、どんな大晦日を過ごすのかな。
そんなことを思った2017年と2018年、境の時間でした。