ゼロチチ!〜0から父親になろう〜

2児の子育てに奔走する新米パパの家庭進出ブログです。

理想のパパとは。男に出来ることって何だろう。

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3ヶ月に1冊届く、男性向け育児雑誌FQJAPAN!

育児雑誌は世にあまたあります。

でも、『ママが』『お母さんが』『母親が』と至る所に書かれていて

「育児=母親が大事!あんたはすっこんでな!」

と言われているような気がしてどうも読みづらいんです。

 

 

なので、この雑誌は僕にとって貴重な情報源。

なるほどなるほどと唸りながら読む特集も何度もあり、

3ヶ月間次の号を心待ちにしてます♪

 

でも、今号のキャッチコピー『理想のパパ、やめてみる?』

にはあまり惹かれなかった。

それはなぜか。

 

そもそも『理想のパパ』にピンとこなかったから

 

『理想のママ、やめてみる?』なら、わかる。

普段関わる子を持つ友人や、

ENMAカードのセッションで子育ての悩みを語るお母様方は、

周囲や自分の考える『理想の母親像』と自身とのギャップに

日々悩みながら過ごしていたから。

 

ほとんどの人がそれぞれの『理想の母親』を心に思い描くことができる。

それはロールモデルが身近にたくさんあるから。

 

でも、『理想の父親像』はなかなか思い描けない。

僕は、それは理想的に家庭内で活躍している父親像の

ロールモデルがあまりないからではないかと思うのですよ。

現代の父親の苦しみの本質はキャッチコピーとは逆で、

『理想のパパというロールモデルがない』ことなんじゃないかと。

 

 

でも、それってきっと女性側からしたら羨ましいことですよね。

 

 

詩人の新川和江さんの代表作に『わたしを束ねないで』という詩があります。

 

わたしを束ねないで

あらせいとうの花のように

白い葱のように

束ねないでください わたしは稲穂

秋 大地が胸を焦がす

見渡すかぎりの金色の稲穂

 

わたしを止めないで

標本箱の昆虫のように

高原からきた絵葉書のように

止めないでください わたしは羽撃き(はばたき)

 

わたしを名付けないで

娘という名 妻という名

重々しい母という名でしつらえた座に

坐りきりにさせないでください わたしは風

りんごの木と

泉のありかを知っている風

 

わたしを区切らないで

,(コンマ)や.(ピリオド) いくつかの段落

そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには

こまめにけりをつけないでください わたしは終わりのない文章

川と同じに

はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩

 

この詩を今読むと、現代の女性達の思いをどこか代弁してくれているような気がするんです。

 

 

現代の男性は父親としてのロールモデルが乏しいからこそ、

自分なりの家庭での役割や関わり方を自分で自由に作っていきやすい。

 

 だからこそ、『理想の父親像』に縛られにくい男性の最もなすべき役割は、

女性や子ども達を『理想の母親像』や『理想の子ども像』なんてものから

引き剥がし、その人というかけがえのない存在に戻してあげる瞬間を作ること

なんじゃないかと僕は考えています。

 

じゃあそのために出来ることって具体的にどんなことがあるのか。

…只今考え中です😭

パパもママも、ぜひ皆さん一緒に考えてみてくれませんか。

ご意見待ってます!